今日は育児の話です。
先週、長女のYちゃんが39℃の高熱を出し寝込みました。コロナとインフルエンザの検査をしたところどちらも陰性で、処方された解熱剤を飲ませたらすぐに熱も下がりましたが、念のため熱が下がって2日後までは次女Aちゃんと離し、妻がつきっきりで生活していました。
そんな状況からふと、去年の7月頃、Yちゃんが入院した時のことを思い出しました。初めての入院、しかも長期の入院だったので夫婦二人ともかなり焦ったことを覚えています。
入院の前日、朝からYちゃんが「口と脇が痛い」と言い出しましたが、発熱も無く元気だったため、いつも通り学校に行かせました。
しかし、帰ってきてからも口と脇が痛いと言い続け、見ると脇にぶつぶつができていました。僕と妻は手足口病ではないかと考え、翌日の朝かかりつけの小児科に連れていくことにしました。
僕は熊本に仕事に行っていましたが、翌朝、病院に連れて行った妻から「入院になりそう」とLINEが。
「Yちゃんが血液検査や点滴を嫌がり小児科では詳しいことはわからないけど、何らかのウイルスが体中に充満していて酷い状態らしい」とかなりテンパっている様子・・・。
妻はYちゃんを連れて先に紹介された総合病院へ向かい、僕も熊本から急いで福岡に戻り、妻とYちゃんの数日分の着替えなどの準備をして病院へ向かいました。
血液検査の結果、病名はSSSS(フォーエス)と言われ、そのまま即入院。
SSSSとは、staphylococcal scalded skin syndromeの省略で、「ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群」という病気です。6歳未満の小児(特に乳児)に発生することがほとんどで、6歳以上の患者は珍しいらしく、7歳だったYちゃんの診察には小児科と皮膚科の先生方がずらりと揃っていました。
僕が病院についた時には、Yちゃんの体はひどい火傷を負ったように赤くなり、水膨れができ、皮膚が剥がれる症状で、激しい痛みがあるようでした。最初は症状は首の周りと脇の下だけだったものが、あっという間に全身に広がっていきました。
入院中は常に抗生物質の点滴をしていて、皮膚の剥がれた部分には塗り薬(ワセリン)を塗ってガーゼを当てていました。最初の数日間は起き上がることもできなかったため、オムツを履かせていました。
熱も39℃まで上がり、寝たきりのときに背中の皮が広範囲で剥がれてしまったときなどは、あまりに辛そうで痛々しくて可哀そうで、代わってあげたい!と本気で思うほど。
最初に「口と脇が痛い」と言い出したときに病院に連れていっておけば、もしかしたらここまでひどくならなかったかも・・・と、夫婦二人で本当に後悔しました。
病院の規定で7歳児の入院には家族の付き添いが必要だったため、妻が病室に一緒に泊まりこみ、家にいるAちゃんの面倒は僕が見ることに。
入院の前月に僕は福岡から熊本に転勤しており、水曜の夜と週末は福岡に帰り、それ以外の日は熊本の実家に泊まるという生活サイクルでしたが、さすがにAちゃんを一人にはできないので、入院期間中は毎日福岡~熊本間を車で往復する慌ただしい日々でした。
そして10日間の入院生活を経て、お盆の前にめでたく退院することができました。
あの時はYちゃんは辛い病気に負けずよく頑張りました。そしてAちゃんも僕が仕事から帰るまで一人で寂しいながらも留守番を頑張りました。
二人の娘は僕の誇りであり宝物です!
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